About Secret of mana and me  
聖剣3index










聖剣伝説2 
about Seacret of mana 2



であい


実は遊んだのは3の方が先でした。

ただ、母方の叔父貴がカセットを持っていたので、出合いは発売当時から。

当時わたしはゲームでは殆ど遊ばなかったんですが

叔父貴や弟が遊んでいるのを見たり、攻略本を読んだりと

遊ばないなりに楽しんでいました。

(攻略本って好きなんでナすよね…)


攻略本に載っている人形を使った写真や、精霊のイラストが

想像をかき立ててやまなくて、とても好きで、

何度も真似て絵を描いていたのを覚えています。

(ドリアードの絵は本当に好きでした)


磯野宏夫さんの描かれたメインイラストも大好きでした。

ゲームそのものは遊んでいなかったので、ストーリーもなにもないんですが

メインイラストをはじめ、磯野さんの絵はマナの樹と聖剣2そのもののイメージになっています。

その後、3で遊んだあと、ふと2の存在が気になって

中古屋さんに走り込み、自前のカセットを買うにいたりました。

考えてみれば、始めて自分のお金で買ったゲームカセットだったと思います。





あそんでみて


改めてOPの映像に素直に感心。

磯野さんの絵がムービーに!

極楽鳥が動いてる!それだけでまずは感動でした(笑)

ただ、システム的にはどうしても3の方が便利で(先に3を遊んでしまったから余計に)

最初はアイテムが4つしか持てないのが厳しかったです。

物価も高く、魔法のクルミの回復力の悪さには苦しめられました。

倉庫システムもないし………。

3がどれだけ至れり尽せりかがよくよく分りました。

魔法も使えば必ずあたる、というわけではないし

(そう、2って魔法を使っている間でもアクションがとれるんですよね!)

武器攻撃ともども当たり判定(?)が微妙な所も最初はとまどいました。

ダッシュはどうすればいいのー!?とか(笑)

でもそれにある時突然ふっと慣れてしまうと、急に楽しめてしまうから不思議。

すごく大切なゲームになります。

魔法も武器も、当たり判定は本当に微妙ですが、だから余計に、使ってる!という

気持ちになります。(あの待ったなし、というのが実にリアルというかシビアで)

魔法がふたり同時に使えるのもすごい。



音楽/効果音


聖剣2といえばこれじゃないか、というくらい、音楽が大好きでした。

今でこそサントラを持っていますが、持っていなかった当時は

ゲーム画面つけっぱなして聴いていた記憶があります。

天使の怖れ/祈りと響(水.風の神殿)/不思議なお話を/妖精族のこども

八点鐘/暗黒星/予感/最後からニ番目の真実

などなどが好きです。(いや、他の曲も大好きですけど)

ただ、サウンドトラックで非常に残念だったのが、コンテニュー画面の音楽が

収録されていなかったこと!

もう、あの曲を聞くのがひとつの楽しみとして買ったので、なんで!?という気持ちでした。

あと、効果音もそうとう好きでした(マニアック)

スイッチしき階段の音とか、あと魔法発動時、精霊が出現するときの

効果音とか、たまらないと思っていました。今でも。

サウンドトラックはオリジナルも好きですが、個人的にアレンジバージョンも大好きです。

一曲しかはいっていなくて、それが長時間、というのには最初は驚き、というか

ある意味がっかりしたのを覚えてます(笑)

でも今はすごく好き。曲の最後の方に、遠雷の音と、それから水に石を投げてるような音

なにかが水に飛び込む音がするんですが、そこが特に。なぜかポポイを思わせる気がして……。




カップリング


とは書きましたが、2で恋愛うんぬんのカップリングイメージって

あまりないんですよね。

公式の、プリムとディラックは別として。

というよりも、ヒロイン(?)に最初っから最後まで彼氏がいるゲームなので

(めずらしいと思うんですが、そこが好き)あまりそういう印象がないんですよね。

『仲間』『友達』『助っ人』『理解者』っていう言葉の方が、あの三人や他の人物達の

結びつきにしっくりくると思う。

ランディとプリムのカップリングはスタンダードですが

私のなかでは、友達以上恋愛未満が一生続く関係です(笑)

信頼しあって、背中をあずけられる、時には背中をたたきあって背筋をのばしあえる

でもたまらなく愛しい関係。家族に近いけど、そうじゃない、『大切』なあいだがら。

(うまく言えないんですが)

これは、ポポイとランディ、ポポイとプリムではあてはまらない関係です。

ポポイはというと、ポポイをふくめ3人を結んでいる紐のような存在。

もちろん大切な仲間で、冗談の言える、信頼しあえる『大切』な存在ですが

プリムとランディを結んでいる『大切』とは、また少し違うんです。私の中では(笑)

ランディにとっても、プリムにとっても『家族のような大切さ』を含みながら

『自分のなかのなにか』を見る存在では、と思います。

なのでやはり恋愛カップリングは想像が難しい…………。



聖剣2について


磯野さんの絵があるせいか、世界設定のせいか、聖剣2は3よりも緑のイメージがあります。

それも、『けぶるような』とか『むせ返るような』という強いイメージ。

でも、すごく強く緑のイメージがありながら、同時に『文明の力』を感じます。

舞台の世界は本当にしっとりと緑豊かで、神殿なんか一種古代を思わせるのに

裏には機械的な文明の気配を感じる。

それはマナの要塞や、マナの神殿の地下等、旧世界の遺産達に象徴されていると思うんですが

あの緑の世界は超機械文明が滅びたうえに、緑が根をはってできているんだな、と思うと

不思議と同時に不安な気持ちが湧いてきます。

(現実にも、いわゆるオーパーツー古代の技術ではとても作りえないが、確かに存在する謎の遺産ー

と呼ばれる物が存在しますが、それに近いイメージや雰囲気と思うんですが……)

『文明の力』によって世界が亡びを迎え、緑が大地をおおっても、全てが伝説化した時に

再び歴史は繰り返す……。

そう思うと、懐かしいようで、遠い(あるいは近い)未来を見ているような気持ちになります。

とても優しくて暖かくて、切ないうえに、不安や怖れや支配が共存している

とても不安定な気持ちになるゲーム。そこが好きです。


主人公が『カリスマ』でもなければ『太陽タイプ』でもない

いじめられっこな『弱虫』なところも、なんだか親近感がわきます。

世界を巻き込むスケールで描かれながらも、国歌や大儀ではなくて

ごくごく個人を中心にして進む物語も好きです。

(故に世界設定がぼんやりとした輪郭になっているけど、それも好き)

主人公3人。それぞれ弱虫だったり、気丈だったり、なまいきだったりしますが

『家族を知らない/家族を失った』部分が共通してるよな、と。

そんな強がっているけど弱い彼らが3人旅をして、色んな人にであって

時には命懸けのアクションがあって(笑)自分や自分のルーツを探して行くさまは

『伝説』や『英雄』という言葉なんてなくても、十分魅力的でした。

すごく強くて、すごく弱くて、とても優しい子たちでした。



うえにも書きましたが、『自然/文明の力』『弱い/強い』『明るい/暗い』『繁栄/滅び』という

相反したふたつのものがあって始めてなりたっているシナリオ。

というか、ゲームそのものの出来方がそうのような気が………。

音楽も、やっぱり初期のせいもあってか、ちょっと電子っぽいですし

アレンジバージョンのサントラ(Seacret of mana +)も

あの一曲のなかにおそろしくいろんなものが(自然音、電子音)

あるいみ混沌とまざってる気がします。

『マナの種子』を祀っている神殿の地下に、『機械文明』の遺跡が眠っているのも

『マナ』という力の二面性を語ってる気がします。


機械的な鉄の匂いと、水を含んだ緑の匂い。

世界の裏にある『不安定さ』が、強くて弱い不安定な主人公を通して語られているような気がします。

ああ、大好きだ(笑)



ニキータ


うしても。上記で終わろうと思ったんですが。

非常に強烈な印象で残っているのが、彼。

猫の商人ニキータ。

上記通り、私は3から遊んだので、ニキータ=いざとなったら助けてくれる可愛いやつ!

のイメージがありました。

が、2のニキータは甘くなかった………!

奥深いダンジョンの此所ぞという所で、法外な値段でアイテムを売り付けてくるニキータ!

お金を持っていない主人公にはとことん冷たいニキータ!

天使の聖拝300ルクってあんた……!

何度にくたらしいと思った事か……!(笑)

非常にいいキャラクター(根性)してますが、2で遊んでから3を再プレイすると

自称『よわっちくん』な彼がたまらなく愛おしく感じます。








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